カンゾウ日記

都内の大学生、カンゾウによる徒然なるままの日記。

中央大学駅伝部の主将インタビューが名スピーチだった

昨日15日に、第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の予選会が行われたそうです。10位以内に入れば箱根駅伝に出場できるのですが、この大会で箱根駅伝の常連校であった中央大学が11位になってしまい、前回まで最多であった87回の本戦連続出場が途絶えたそうです。

 

その大会後の主将の挨拶を見たのですが、その内容がとても素晴らしかったので、是非みなさんにも見て欲しいと思い記事にしました。

 

 

 

以下、主将のインタビューを書き綴ってみました。

次期主将として、3ヶ月間やってまいりました。1年の船津彰馬と申します。まず最初に多くの応援を頂き、本当にありがとうございました。多くの沿道の声援が選手の力となり、予選通過とまではいきませんでしたが、しっかりと変わった姿を見せられたと思います。自分が主将になって、先輩方に迷惑をかけながら3ヶ月間しっかりやってきました。先輩方も自分をサポートして今ままでやってきてくださいました。試合を見ていただいても、中央大学が前に出てレースを作ったりする走り、しっかりと貪欲にタイムを狙っていく走り、見ていただいたと思います。11位という本当にあと一歩という順位で、本当に申し訳ありませんでした。この夏多くの課題を持ってしっかりとやってきました。外部から心無い声や、本当に今年大丈夫なのかと、多くの声を頂きました。でも、自分たちは、やれると思いながら今までやってきました。それに対して何も文句は言えません。もし、先輩方に文句を言うような人がいれば、自分が受けて立ちます。自分に全てぶつけてください。先輩に心無い声や、そんなことを言うような人がいれば、自分は許しません。確かに外の人から見れば、自分たちの頑張りが足りなかったから予選通過できなかったと。それは否定できません。自分たちの頑張りが足りなかったこそ、こうやってあと1位のところで逃してしまったと、自分たちでもわかっています。でも走る姿を見ていただいた通り、本当に変わってきたと思います。自分が1年生主将で本当に悔しく思った先輩もいます。だけどこうやって付いてきてくれて、全員で走れたということは、これから自分の人生や、先輩の人生にとっても大事になってきます。逆にここでの敗北を忘れてしまうと、人間としても、選手としても成長できません。自分たちはこの日のことを忘れるわけにはいきません。忘れるつもりもありません。なので、これからまた新しい時代が始まりますが、是非変わらぬ応援宜しくお願い致します。

 

この中央大学の主将は1年生なんですね。近年の成績不振からチームを大改革させようと、チームの主将や副将をあえて1年生にしたそうです。

とんでもない発想だったと思いますが、この1年生がこの大会までの間にどれだけ頑張ってきたかがこのスピーチからよくわかりました。必死にやったからこそこんなに素晴らしいことが言えるのかなと思います。後輩であるにもかかわらず、チームの先頭に立って歴史のある部を引っ張っていくことはそう簡単ではなかったはずです。残念ながら箱根駅伝には出場できずに終わってしまいましたが、これを糧にこれからも頑張って欲しいなと思いました。

 

 

おわり