ポケモンGOなんてまだやってる人いるの?
ポケモンGOがリリースされて3ヶ月が経ちました。
当時はニュースなどでも大きく取り上げられ、ある種の社会現象にまでなりましたね。子供から大人までがスマホを片手にポケモンを捕まえるために歩いている様子がテレビに映ったりしていました。僕もその中の一人だったわけです。
しかし、今ではポケモンGOを続けている人はなかなか見なくなりました。街中でもたまにポケモンGOをしている人を見ることはありますけど、一時のようなブームはなくなりましたね。少なくとも自分の回りでは全く見なくなりました。スマホゲーム世代である大学生の間ではブームは去ってしまっています。
任天堂の株価は7月19日を最高にして落ちています。日本ではポケモンGOは7月22日に配信されました。9月8日に株価は少し上昇していますが、それは9月7日に米Apple社がスーパーマリオランを配信することを発表したからだと思われます。
どうしてこんなに早く廃れてしまったのでしょうか。
外に出ないといけない
位置情報システムを取り入れてスマホ片手に歩くとポケモンが出るという、現実の世界にあたかもポケモンが出現するようにしたのは素晴らしい発想なんじゃないかなと思います。しかし、逆に言うとそれが『面倒』くささを生み出してしまったわけです。外に出なければポケモンを捕まえることができない。というのも、今までゲームというのは家の中でやるものであったわけですから、わざわざ外に出るという作業が私たちを飽きさせてしまったのではないでしょうか。
楽しみ方が限定的
僕たちの知っているポケモンのゲームというと、道端に出てくるポケモンを捕まえて、自分の好きなように育てて、パーティーを組んでポケモンバトルをして、ジムバッチを取り、殿堂入りを目指すのを目標にするゲーム性ですよね。その中に通信バトルとかポケモン交換とか、ゲームのバージョンにもよりますが、コンテストに挑戦したり秘密基地を作ったりというように、楽しみ方はたくさんあります。
ですが、ポケモンGOの場合はポケモンを捕まえてジムを倒すことしかできません。捕まえたポケモンを育てることすらできないので、僕たちポケモンゲームを遊び尽くした世代にとってはもの足りないゲームになってしまったのです。
ライトユーザーは楽しみがない
これもユーザーがすぐに飽きてしまう要因の一つだと思います。
ポケモンGOのゲームの目的は先ほども話しましたがマップ上に点在しているジムを守っているポケモンを倒すこと(これが目的の9割は占めていると思う)です。
ポケモンGOをやったことがある人は少なくとも1回はジムバトルに挑戦したことがあると思います。しかし、戦ってみると全く歯が立ちません。ジムを守っているポケモンはどこもとても強いです。四六時中ポケモンGOをやっているようなヘビーユーザーが育てたポケモンが守っているので、僕たちライトユーザーには勝てないのです。ライトユーザーは強いポケモンも捕まえれられなければジムにも勝てない、そして次第にやる気がなくなるのです。
都会と田舎の差
現実世界とリンクしているからこそ、都会と田舎の差が激しいことも理由に挙げられます。
現実世界にある建物や看板、名所などが、ポケスポットいうポケモンGOをする上で必要なアイテムなどを取得できる場所として登録されています。このポケスポットの数が、都会と田舎ではもの凄い格差を生んでいます。
ポケスポットがあると、モジュールという一定の間ポケモンが出現しやすくなる課金アイテムを使うことができます。都会だとそこらじゅうにポケスポットがあり、人も多いので誰かしらが課金アイテムを使いポケモンを呼んでくれます。しかし、そもそも田舎にはポケスポットがないのでポケモンすら出現しないという、どうしようもない事態が起きてしまいます。
ポッポしか出ない
どんなに歩いてもポッポしか出なければやる気は無くなります。
作:カンゾウ
そもそも続ける理由がない
知り合い同士でバトルや交換もできない、ジムには挑戦しても勝てないので、そもそも時間を潰してまで外に出てポケモンを捕まえることに意味が見出せなくなってしまいます。それがたった3ヶ月でユーザーが激減してしまった原因でしょう。
これからもっと良くなっていく?
ポケモンGOの開発側は今後、地域格差を無くしたり、新たなポケモンを増やしていくとともにトレードシステムや対戦機能を加えようとしているらしいです。これで今では作業ゲー化しているポケモンGOがより楽しくなっていけばまたユーザーも復活していくと思いますね。
僕もスマホの中で眠っているポケモンGOにもう一度ブームが再燃すればいいなと思います。
おわり